体操教室 体験談
幼稚園に行くようになって
他の子供達をみると、
自分の子供がいかに運動音痴であるかよくわかりました。
幼稚園の授業で教えられていた体操も
何もできなかったので、
幼稚園の課外授業で教えている体操教室
でも習うことにしました。
ここで初めて
体操教室が子供(子ども)の習い事として
加わりました。
体操教室が始まって、
息子が跳び箱を
習っていた時のことです。
息子は跳び箱を
とぶということが理解できなかったのか、
手をまったく使わず
ハードルを跳ぶように
跳び箱をとび越えてしまったのです。
手のつき方が悪いとか、
踏み台の前で
怖くてとまってしまうという子はいますが、
息子は体で覚えたことが
ほとんどないので
頭が真っ白になってしまい、
想像もつかないような
とんでもない行動に
出てしまうのです。
習い事といっても
幼稚園専門に
教えている先生だけあって、
とんでもない息子を
跳び箱の横で
受け止めてくれましたが、
そんな先生も
これほどの子供(子ども)は見たことない
と驚いていました。
とんでもないことは
鉄棒でもおきました。
生まれて初めて鉄棒で
回転した息子は
何が起こったかわからなくなり、
回転の途中で
手を自分から離してしまい、
体が遠心力で
飛ばされました。
この時も先生が
必死の形相で受け止めてくれましたが、
目の前で見ていた私は
しばらくショックで放心状態
でした。
そのまま落ちていたら
大けがです。
子供(子ども)は
赤ちゃんの頃から
転んだりぶつけたりしながら、
自分の体に対する
防御本能を磨いていくのだと思いますが、
ハイハイしている頃から
障害物には近づかない慎重な息子の性格が、
完全によくない方向に
出てきたのでした。
このハイハイの頃に
それに気づいていれば、
子供が一番最初に習う習い事は
間違いなく体操教室
でした。
今でも親として後悔しています。